身体性を基盤とした協働的音楽創造のためのインクルーシブな教育プログラムの開発2020 · 本研究は、幼・保から小・中・特別支援学校までの多様な子どもたちが、本来持っている身体性を基盤に、協働し新たなオンガクを創造することを原理とした音楽教育プログラムの開発を目的とする。子どもたちを音楽的創造の主体として位置付けた、普遍的でインクルーシヴな新しい音楽教育はどのような形で可能なのかを、R.マリー・シェーファーによるサウンドスケープ論及びロナルド・メイスによるユニヴァーサル・デザインを基盤に、小学校・中学校・特別支援学校を普遍的に貫く音楽教育創作プログラムの構築と授業実践、及び国内外に於ける成果発表は以下の通りである。2020年度の研究実績を踏まえ、2021年9月にOnlineにて開催された国際学会The 13th Asia Pacific Symposium for Music Education Researchにて、"Exploring the Inclusion and Equity in Music Education"(Tadahiko Imada; Kenta Tsukahara; Shuhei Chiba; Yohei Koeda)を発表した。また同タイトルの査読論文がConference Proceedings, Exploring Possibilities and Alternatives in a Changing Future(pp.321-327)に掲載された。音楽教育創作プログラムの構築については、弘前大学教育学部附属小学校、中学校、特別支援学校の合同授業「今ある音を見つけ、新しい音風景をつくろう」を特別支援学校の小枝洋平教諭を中心に、サウンド・ウォークによる音の探索、タブレット端末での10秒間録音、クラウドへのアップロード、URLのQRコードへの変換、QRコードの小・中学校間での交換、タブレット端末による音創りの手順による創作活動を行い(小学校:木村麻美;工藤隆夫;中学校:齋藤素子;大学:清水稔)、弘前大学教育学部附属学校園公開研究会にて発表した。