出願者の経験と目標
ある高校卒業生が探究学習で自宅近くの小さな店を数軒訪ね、顧客と店が支払方法をどう選ぶかに注目しました。そこで生まれた疑問が、立教大学経済学部経済学科への出願の出発点になっています。
Statement of purpose
立教大学 · 経済学部経済学科
商店街でのある観察から出発し、なぜ経済学を学びたいのか、なぜこの大学を選ぶのか、入学後どう探究を続けるのかを説明します。
日本語原稿は明朝体を用い、段落の冒頭を1字下げています。まず通読し、その後の解説と照合して、学習動機、学校選びの理由、入学後の計画を確認してください。下部では読書モードの切り替え、本文のコピー、印刷ができます。
ある高校卒業生が探究学習で自宅近くの小さな店を数軒訪ね、顧客と店が支払方法をどう選ぶかに注目しました。そこで生まれた疑問が、立教大学経済学部経済学科への出願の出発点になっています。
私は、身近な買い物で人が何を基準に支払い方を選ぶのかを学びたく、貴学経済学部経済学科を志望する。きっかけは、通学路にある商店街で、同じ店に現金とスマートフォン決済の利用者が並ぶ様子を見たことだった。支払いが速いかどうかだけでなく、使い慣れた方法への安心感や、店側が用意できる手段も関わるのではないかと考えた。
高校の探究学習では、近所の数店を訪ね、掲示されている決済方法を記録し、許可を得られた店では店員の方に、客から支払いについてどのような質問を受けるかを聞いた。現金を使う人が多いと話す店もあれば、昼休みにはスマートフォン決済を選ぶ客が目立つと話す店もあった。私は店ごとの違いを表に整理したが、訪ねた店は少なく、客の年齢や購入額も確かめていない。この経験から、目にした違いをすぐに一つの理由で説明することの難しさを知った。
そこで、消費者が支払い方法を選ぶときの費用や便利さを、店の導入負担や地域の状況と合わせて考えたい。例えば、利用者にとって便利な方法でも、小さな店には機器や手数料の負担があるかもしれない。反対に、現金を選ぶ理由も年齢だけでは決められない。高校でできたのは問いを見つけるところまでであり、選択の背景を調べ、異なる立場から確かめるための経済学の基礎を学ぶ必要がある。
貴学科では、ミクロ経済学・マクロ経済学などの基礎理論を学んだうえで、経済理論・経済政策・国際経済の三つの科目群から専門性を深められる。私の問いには、個人や店の選択を考える視点と、その選択を取り巻く制度や経済の動きを捉える視点の両方が必要だ。まず基礎を固め、経済理論科目群を中心に学びながら、政策や国際的な決済環境にも視野を広げたい。また、一年次の基礎ゼミナールで文献の読み方や調査、報告の方法を学べる点は、限られた観察を検討可能な問いへ育てたい私にとって大切である。
入学後は、授業で学ぶ理論を身近な事例に当てはめる前に、何を比べればよいかを明確にしたい。基礎ゼミナールでは、先行する資料を読み、調査の仕方と記録の残し方を身につける。さらに、決済方法の選択に関する公的な資料や既存の調査を探し、高校で見た店の違いと照らして、説明できることとまだ分からないことを分けたい。ゼミで他者の意見を聞き、自分の見方を修正することも続けたい。
将来は、利用する人にも店を営む人にも分かりやすいサービスを考える仕事に関わりたい。そのために、便利さだけで一つの支払い方法を勧めるのではなく、誰にどのような負担が生じるかを確かめて判断できるようになりたい。商店街で生まれた小さな疑問を、根拠に基づいて考え直す力へと育てるため、貴学科で学ぶことを希望する。
面接では、大学名の話より先に「なぜ経済学を学ぶのか」を尋ねられることがよくあります。自分の観察からまだ理解できていない問題へ進むことで、大学で学ぶ必要性を説明できます。
同じ店に現金とスマートフォン決済の利用者が並ぶ様子を見た日本語原稿を見る · 第1段落同じ店で2種類の支払方法が使われる場面から、読者は問題の出発点と、出願者が人の選択に関心を持っていることをすぐに理解できます。
重要な理由:審査側は、関心に具体的な出発点があるのか、それとも「経済は生活と密接に関わる」といった決まり文句なのかを判断できます。
準備のしかた:この段落を「場所・目にした行動・生まれた疑問」の3つに分け、場面の細部がその問題の理解に役立っているか確認してください。
気を付ける点:一度通りかかっただけで、どちらの方法が人気かを推測したり、記録していない人数を書き加えたりしないでください。
消費者が支払い方法を選ぶときの費用や便利さを、店の導入負担や地域の状況と合わせて考えたい日本語原稿を見る · 第3段落顧客、店、周囲の環境を同時に取り上げることで、「便利さ」だけが判断の視点ではないと示しています。
重要な理由:審査側は、何を学びたいかを理解しているか、経済学が各立場の選択の分析にどう役立つかを見ます。
準備のしかた:自分の場面に登場する当事者を少なくとも2種類挙げ、それぞれに考えられる利益または負担を1つ書き、推測にすぎないものを示してください。
気を付ける点:「可能性」を証明済みの因果関係として書いたり、課題をキャッシュレス社会全体に広げたりしないでください。
高校でできたのは問いを見つけるところまでであり日本語原稿を見る · 第3段落この一文は、すでに行った探究と大学で取り組む学習課題を分け、厳密な研究を完了したように見せることを避けています。
重要な理由:信頼できる志望理由は、理解の限界を示します。その限界自体が、学び続ける必要性の説明にもなります。
準備のしかた:「すでに行ったこと」と「まだ説明できないこと」をそれぞれ1文で書き、後者を具体的な学習内容につなげてください。
気を付ける点:標本が小さいからといって、高校での活動を無価値なものとして書かないでください。その活動はすでに問題の発見に役立っています。
授業名は、自分に足りない知識と結び付いて初めて学校選びの理由になります。この原稿が顧客と店の選択を、基礎理論とゼミでの訓練にどうつなげているかを見てください。
ミクロ経済学・マクロ経済学などの基礎理論を学んだうえで日本語原稿を見る · 第4段落公式サイトにはミクロ・マクロなどの基礎理論が挙げられています。原稿では顧客と店の選択の問題を先に示し、そこから理論的基礎の必要性を説明するため、順序に理由があります。
重要な理由:審査側が知りたいのは、経済学科を選ぶ理由です。学科名が文章に入っているだけでは足りません。
準備のしかた:最新の授業紹介を確認し、本当に必要な基礎学習を1つ選び、それが自分のどの観察を捉え直す助けになるか説明してください。
気を付ける点:入学後に特定の授業や教員を必ず選べると主張しないでください。ここでは公式サイトで紹介される教育内容だけを参照しています。
経済理論科目群を中心に学びながら、政策や国際的な決済環境にも視野を広げたい日本語原稿を見る · 第4段落公式サイトは経済理論、経済政策、国際経済の3つの科目群を紹介しています。この例は一覧をそのまま写さず、主軸を決めてから視野の広げ方を述べています。
重要な理由:審査側は授業選択と問題の関係を確認でき、あらゆる資源を「全部学びたい」と並べていないことも分かります。
準備のしかた:まず最も足りない知識は何かを考え、主軸を1つ選んでください。他の授業については、自分の問題にどう補足的に関わるかだけを書きます。
気を付ける点:科目群は公式サイトで公開された構成ですが、本人の履修計画はその年度の授業と履修条件に従います。
段落間には進展が必要です。経験から疑問が生まれ、疑問から学習の必要性が分かり、学校の授業がその必要性に応える流れです。原文と照合し、各段落がどの段階を担うか確認してください。
人が何を基準に支払い方を選ぶのかを学びたく日本語原稿を見る · 第1段落冒頭で学びたい問題と志望先を直接示し、その後に商店街の場面を使って問題の出発点を説明しています。
重要な理由:審査側は第1段落で全体の焦点をつかめるため、第2段落の探究活動も唐突に感じません。
準備のしかた:冒頭を確認するときは、中心の問題と関係のない将来像の文を削り、次の段落につながる具体的な場面を残してください。
気を付ける点:「貴学は長い歴史を持つ」といった表現を、自分の問題の代わりにしないでください。
訪ねた店は少なく、客の年齢や購入額も確かめていない日本語原稿を見る · 第2段落支払方法の記録、店員への質問、表への整理が具体的に書かれています。続けて標本と変数の不足を述べることで、経験の信頼性を保っています。
重要な理由:審査側は、直接の観察、店員から聞いた話、本人の解釈を区別できます。
準備のしかた:訪問の方法、相手の発言、記録の範囲をノートで確認し、尋ねていない質問は未質問と明記してください。
気を付ける点:店員の印象を顧客調査の結果として書いたり、割合を作り上げたりしないでください。
選択の背景を調べ、異なる立場から確かめるための経済学の基礎を学ぶ必要がある日本語原稿を見る · 第3段落前段落の限界を、ここでは知識の必要性に変えています。顧客だけでなく、店や制度も考える必要があるということです。
重要な理由:この段落は経験と学校選びの橋渡しです。なければ、授業を述べる段落が公式サイトの抜粋のようになります。
準備のしかた:書いた「学びたいこと」がすべて、前に述べた具体的な説明の難しさに結び付くか確認してください。
気を付ける点:経済モデルをすでに習得した、あるいは因果分析を完了したように書かないでください。
限られた観察を検討可能な問いへ育てたい日本語原稿を見る · 第4段落基礎理論、3つの科目群、基礎演習は、限られた観察を引き続き検証できる問いに変えるという共通の目標に役立っています。
重要な理由:審査側は、出願者が授業内容を読み、自分にどう役立つか説明できると受け止めやすくなります。
準備のしかた:学校資料と1文ずつ照合してください。学校名を消してもどの大学にも当てはまるなら、正確な授業の事実と自分にとっての用途を補ってください。
気を付ける点:公式サイトの表現を段落ごと本文に移したり、ある授業が必ず研究課題を解決すると約束したりしないでください。
説明できることとまだ分からないことを分けたい日本語原稿を見る · 第5段落資料を読み、記録を整理し、既存調査と照合し、ゼミで考えを修正することは、実際に始められる行動です。
重要な理由:審査側は、「熱心に研究する」という一言だけでなく、入学後にどう学ぶかを理解できます。
準備のしかた:計画を動詞で書き直してください。何を読み、何を整理し、誰と議論し、未解決の点をどう記録するかを示します。
気を付ける点:まだ入手していない一次データや得ていない研究成果を、すでに持っているように書かないでください。
誰にどのような負担が生じるかを確かめて判断できるようになりたい日本語原稿を見る · 第6段落将来の仕事の方向は、前に述べた顧客と店の両方の立場を引き継ぎ、結びでは商店街の問題に戻っています。
重要な理由:審査側には学習目的の一貫性が伝わり、将来の仕事の構想にも高校生らしい柔軟さが残っています。
準備のしかた:取り組みたい問題と必要な能力を1つ書けば十分です。職業がまだ決まっていなければ、職名を入れる必要はありません。
気を付ける点:卒業後の就職先を保証したり、支払分野のすべての問題を独力で解決できると主張したりしないでください。
信頼性に影響する事実を先に補い、その後に表現を整えてください。本人が行った探究、授業で得られる訓練、将来の方向に前文の根拠があるかを重点的に確認します。
近所の数店を訪ね、掲示されている決済方法を記録し日本語原稿を見る · 第2段落原稿には訪問、記録、質問の過程が書かれています。さらに、どの観察によって考えが変わったのかという重要な点を補えます。
重要な理由:面接官は、何をしたかだけでなく、そこから何を理解したかも重視します。認識の変化を説明できてこそ、探究経験が学習動機につながります。
準備のしかた:探究ノートから認識を変えた観察を1つ選び、「初めの考え・見たこと・残った疑問」の順で2、3文にまとめ、第2段落の活動過程と限界の間に補ってください。
気を付ける点:活動手順や店の数を増やすだけにしないでください。追加する細部は、考えがどう進んだかを説明するものにします。
一年次の基礎ゼミナールで文献の読み方や調査、報告の方法を学べる日本語原稿を見る · 第4段落基礎演習の役割は具体的に書かれていますが、授業編成は変わります。出願前に該当年度のシラバスを開き、開講状況を確認してください。
重要な理由:正確な学校の事実と明確な用途がそろって、「なぜここを選ぶのか」の根拠になります。
準備のしかた:経済学部の4年間の学びの紹介と該当年度の授業資料を開き、今の自分に足りない能力に対応する訓練を1つ選んで、この一文を更新してください。
気を付ける点:過年度の紹介を引用して、授業がいつまでも変わらないように述べないでください。
利用する人にも店を営む人にも分かりやすいサービスを考える仕事日本語原稿を見る · 第6段落方向は全体に呼応していますが、「サービス」はまだ広い言葉です。本人の実際の経験やその後の探究があれば、より明確な場面を補えます。
重要な理由:審査側は、授業で学ぶことを最終的に現実の問題にどう使うのかを尋ねます。
準備のしかた:誰を助けたいのか、その人がどのような判断をするのかを1文で書き、将来の仕事には調整の余地を残してください。
気を付ける点:大人らしく見せるためだけに、インターン、企業との協働、明確な就職目標を作り上げないでください。
原稿に書いた経験や選択は、どれも面接の追加質問になり得ます。まず自分で答えてから、以下の回答の考え方と準備方法を確認してください。
同じ店に現金とスマートフォン決済の利用者が並ぶ様子を見た日本語原稿を見る · 第1段落当時の具体的な場面を述べ、そこからどのような疑問が生まれたか説明してください。
重要な理由:面接官は、業界動向の暗唱ではなく、自分の経験から関心を説明できるかを確認します。
準備のしかた:「見たこと・考えたこと・まだ分からないこと」を30秒で説明し、原稿を見ずに練習してください。
気を付ける点:1回の観察を、支払習慣全体についての結論として述べないでください。
訪ねた店は少なく、客の年齢や購入額も確かめていない日本語原稿を見る · 第2段落記録の方法を説明し、標本と変数が不足しているため、店ごとの話や現場で見たことに違いがあるとしか言えないことを認めてください。
重要な理由:事実、伝聞、推論を区別できるかを確かめる質問です。
準備のしかた:観察表と質問一覧を事前に整理し、それぞれの情報の出所を示せるようにしてください。
気を付ける点:小規模な訪問調査を「証明した」と表現しないでください。
個人や店の選択を考える視点と、その選択を取り巻く制度や経済の動きを捉える視点の両方が必要だ日本語原稿を見る · 第4段落まず顧客と店の選択を挙げ、そこから理論、資料の扱い、ゼミでの訓練が必要だと説明してください。
重要な理由:授業名が自分に足りない知識と結び付いて初めて、説得力のある志望理由になります。
準備のしかた:ミクロ・マクロの基礎と基礎演習が自分の問題にどう役立つか、それぞれ1文で説明してください。
気を付ける点:大学のウェブページの「3つの特色」を繰り返すだけにしないでください。
公的な資料や既存の調査を探し日本語原稿を見る · 第5段落まず信頼できる資料を探し、対象と調査方法を記録してから、高校時代の観察と項目ごとに比較してください。
重要な理由:面接官は、計画が初学者にもできることから始まっているかを判断できます。
準備のしかた:実際に読んだ公開資料を事前に1つ選び、何に答えていて何にまだ答えていないかを説明する準備をしてください。
気を付ける点:まだ見つけていない資料を読んだと言ったり、将来の計画をすでに得た成果として述べたりしないでください。
誰にどのような負担が生じるかを確かめて判断できるようになりたい日本語原稿を見る · 第6段落利用者と小さな店がそれぞれ何を重視しそうかを説明し、具体的な職業の方向は学習に伴って変わる可能性を認めてください。
重要な理由:将来の構想が、文書全体の中心的な問題とつながっているかを確かめる質問です。
準備のしかた:よく知る支払の場面を1つ選び、顧客と店それぞれの立場から、確認が必要な条件を1つずつ挙げてみてください。
気を付ける点:意志が固いと見せるために、特定の企業、職種、社会的成果を約束しないでください。
商店街での探究における自分の行動と観察記録を確認してから、立教大学の授業ページと該当年度の出願要件を確認してください。学校に関する事実と、自分の学校選びの判断を分けて点検します。
第2段落には、訪問、支払方法の記録、店員への質問、表の作成が書かれています。探究ノートと1項目ずつ照合し、活動の順序、自分が行った作業、観察に基づく情報と店員の発言に基づく情報を確認してください。
このページの学校情報は立教大学公式サイトに基づきます。経済学科紹介にはミクロ・マクロの基礎と3つの科目群、4年間の学びの紹介には1年次の基礎演習とその訓練内容が示されています。出願時には最新の授業、科目名、履修条件を再確認してください。
まず設問が学習動機、学校選びの理由、入学後の計画のどれを求めているかを確認し、6段落の分量配分を点検してください。短縮が必要なら、「経験・問題・学校との接点・学習行動」の主線を優先し、重複した説明を削ります。
この志望理由書は公式サイトの授業情報を使っていますが、通常は各文に学術論文形式の引用を付ける必要はありません。正式な設問で出典が求められる場合は、募集要項に従ってページ名、機関、リンク、閲覧日を記してください。別に課題小論文を書き、データや見解を引用する場合は、項目ごとに確認できる出典が必要です。文献形式はサイト内の参考文献形式ツールで整えられます。
原稿を閉じ、商店街での観察、経済学上の疑問、授業選択の関係を説明してください。次に自分の記録と解釈の境界を示し、最後に公式サイトへ戻って授業を確認します。
原稿を閉じ、「何を見たか・まだ何が分からないか・なぜ立教で学ぶのか・入学後まず何をするか」の4文で説明してください。詰まる箇所は、事実やつなぎの説明を補う必要がある箇所です。
左列には直接見たこと、自分の記録、他人から聞いた話を、右列には自分の解釈を書いてください。両方が混ざる文は、情報源を加えるか、問いの形に直します。
公式授業ページから、最も必要な基礎訓練と発展的な学習を1つずつ選び、それぞれが補う自分の知識不足を書いて、第4段落に戻せるか確認してください。