正誤問題の判定手順
この方法で解くこと
ERE Basicは正誤問題が多く、誤りは「方向」と「条件」に仕込まれます。
手順
- 01
文中の原因と結果の2変数を特定します。
- 02
前提が短期か長期か、閉鎖か開放かを確認します。
- 03
図やモデルで方向を確かめてから真偽を決めます。
解答時の注意
「AがXならBはY」の形へ書き直し、方向を1つずつ確認するほうが、印象で判断するより確実です。
EXAM QUICK REFERENCE
ミクロ6章・マクロ6章で入門経済学の標準範囲を覆います。第13章は正誤と4択というCBTの2形式、第14章は母国で経済学を学んだ人向け——モデルは既知で、つまずくのは日本語の言い回しです。
ERE Basicの公開ガイドラインに沿って作成しています。ERE Basicは一部の大学院選抜で用いられるERE本試験とは別であり、一般的な筆記免除をうたうものではありません。
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QUICK REFERENCE
12項目を表示
ERE Basicは正誤問題が多く、誤りは「方向」と「条件」に仕込まれます。
文中の原因と結果の2変数を特定します。
前提が短期か長期か、閉鎖か開放かを確認します。
図やモデルで方向を確かめてから真偽を決めます。
「AがXならBはY」の形へ書き直し、方向を1つずつ確認するほうが、印象で判断するより確実です。
4つの選択肢のうち2つは方向が明らかに誤りであることが多く、まず消すだけで正答率が上がります。
方向が逆の選択肢をまず消します。
残った選択肢の条件語の違いを比べます。
設問文へ戻り、どの条件が設定されているか確認します。
残った2つは条件語(短期・長期、固定・変動)だけが異なることが多く、そこが分岐点です。
まず両軸が何を表すかを確認し、次に面積・交点・傾きのどれが問われているかを見ます。
図の横に両軸の名称を書きます。
設問が触れている点と領域に印を付けます。
変化後の新旧の位置の差を確認して選びます。
ミクロの縦軸はほぼ価格、IS-LMの縦軸は利子率で、軸を取り違えると全問誤ります。
乗数・弾力性・GDP・貨幣乗数の4類型は公式が定まっており、代入で解けます。
4類型のどれかを判定します。
公式を書いてから数値を代入します。
桁の妥当性で結果を確認します。
落とし穴は単位と百分率で、弾力性は変化量ではなく変化率を使います。
同じ問いでも短期と長期、固定相場と変動相場で答えが逆になり、前提が全てを決めます。
まず時間軸(短期・長期)を探します。
次に制度の設定(固定・変動、開放・閉鎖)を探します。
その2つの前提のもとで用いるモデルを選びます。
「長期において」「変動相場制のもとで」といった句は、解答前に必ず印を付けます。
ERE BasicはCBT方式で、全国の会場で随時受験でき、画面に残り時間が表示されます。
開始時に全体を見て計算問題に印を付けます。
先に正誤・選択問題を処理して流れを作ります。
最後に計算問題をまとめて解き、見直しの時間を残します。
正誤問題は1問1分以内に収め、計算問題は後回しにしてまとめて処理します。
限界=marginal、逓減=diminishing、余剰=surplusという対応がつけば、読解速度が一変します。
「日本語・英語・母語」の3列で中核用語を整理します。
本索引の概念72語の日本語形を優先して覚えます。
演習では翻訳を挟まず日本語でモデルを説明します。
「限界」は日常語では極限ですが、経済学では marginal です。この誤読は設問全体の理解を狂わせます。
「〜とは限らない」「〜ではない」「〜しないわけではない」などの否定の層が、正誤判定を左右します。
否定語を全て拾い、数を数えます。
二重否定は肯定文に書き換えます。
書き換えた命題の真偽を判定します。
「必ずしも〜ない」は部分否定で全否定ではありません。正誤問題の定番の罠です。
「〜のとき」「〜場合」「〜と仮定すると」が導く条件が、その設問で使うモデルを規定します。
条件節の範囲を特定します。
どの変数を限定しているか確認します。
その条件のもとで、追加の仮定を置かずに判断します。
「他の事情が一定であれば」は最重要で、追加したくなる他の要因を全て排除します。
増加・減少・上昇・低下・拡大・縮小は結び付く対象が異なり、取り違えると方向を読み誤ります。
文中の方向を示す語に印を付けます。
価格を指すのか数量を指すのか確認します。
図に矢印で対応する動きを書きます。
価格と利子率は「上昇・低下」、数量と所得は「増加・減少」と定型で、読解の手がかりになります。
「右方シフト」「左方シフト」「傾きが緩やか」など、図の変化を表す定型表現を即座に理解する必要があります。
図の描写表現を対照表にまとめます。
各表現に対応する図を描きます。
設問を読む際に図を思い浮かべてから判断します。
「右方シフト」は需要曲線なら需要増、供給曲線なら供給増を意味し、単に「右」とだけ覚えないことです。
母国で経済学を学んだ人は、既存の知識を日本語テキストの章立てに対応させるのが最短です。
本索引の12章を、既知のテキストの章と対応させます。
既に理解しているモデルは学び直さず、日本語名称のみ補います。
本当に未習のモデルだけを新規に学習します。
日本語テキストは通常ミクロ→マクロの順で、IS-LMはマクロの中盤にあります。目次を先に対応させると時間を大きく節約できます。